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日本食と日本料理の違いについて

近年ユネスコの無形文化遺産に登録され、世界からも人気のある和食ですが、日本人の伝統色がなぜ遺産として登録されたのか。こちらでは、その理由も交えて和食・日本料理について紹介していきます。

和食と日本食、日本料理の違い

和食と日本食、日本料理という言葉を、区別せずに使うことがほとんどだと思いますが、実は、確かな違いがあります。まず、日本で食べられている食事全般の総称を「日本食」と呼び、カレーやラーメンなどの外来食も含まれます。

それに対しユネスコは、日本の伝統的な懐石料理や会席料理、郷土料理を「和食(日本料理)」として無形文化遺産に登録しました。また、和食は「一汁三菜」を基本としています。旬の食材を使い、季節感や彩りの演出、器や作法など、料理だけではなく日本の精神なども含まれています。

そして、和食に分類された日本料理は、季節の食材を使って「おもてなし」のご馳走としてふるまわれた料理のことで、その一種が懐石料理や会席料理です。懐石料理も会席料理も、一品ずつお出しする、温かい物は温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに出す、思いやりと心配りの「おもてなしの心」が共通しています。

日本料理

  • 懐石料理の起源

    懐石料理とはもともと、茶席で用いる料理のことでした。茶の魅力が堪能できるように、茶を喫する前の空腹をしのぐ、茶の前に出す軽い食事の意味合いでした。一汁三菜が基本で、ご飯と汁が最初に提供されます。

  • 会席料理の起源

    会席料理とは宴会料理のことを広く一般に指し、江戸時代初期の俳人の集まりである俳席を会席と言っていたようです。次第に、冠婚葬祭の儀式料理や武士が食した本膳料理などの影響を受け、お酒を楽しむための宴会での料理へと変化していったようです。会席料理も一汁三菜ですが、最後にご飯や汁物・香の物、水菓子となります。

滋賀県彦根市にある魚清では、四季の食材を取り入れた懐石料理、日本料理を提供しております。旬の食材を最大限に生かし、粋で豪快で気品ある料理が魚清にはあります。また、仕出し料理も提供しております。

日本料理の特徴を生かし、冷めても美味しく食べていただけるように調理しております。法事や宴会、また、ご自宅でのおもてなし料理として魚清の逸品を、どうぞお楽しみください。